ごあいさつ
第17回豊橋ライブ ごあいさつ
Beyond the Horizon
~人・技・知をつなぎ、未来の循環器医療を創る~
循環器医療は今、大きな変革の時代を迎えています。PCI、EVT、SHD、不整脈治療、心不全・薬物療法など、それぞれの領域で新たなデバイスや治療法が次々と登場し、かつて治療が困難であった患者にも多くの選択肢を届けられるようになりました。一方で、治療の高度化と専門化が進むほど、一つの領域だけでは解決できない課題も増えています。目の前の患者に最適な医療を届けるためには、それぞれの専門性を高めるとともに、領域を越えて患者を総合的に診る力が、これまで以上に求められています。
豊橋ライブデモンストレーションコースは、2011年の第1回開催以来、“次世代を担う術者に対し、教育(共育)に主眼を置いたライブコースの提供”を理念に掲げ、臨床現場で培われた技術と経験、そして最新の知識を共有する場として発展してきました。PCIを中心に始まった学びの輪は、EVT、SHD、不整脈、心不全・薬物療法へと広がり、現在では医師のみならずメディカルスタッフを含めた多職種が集い、循環器診療を幅広く学ぶ場となっています。
その広がりは、近年さらに大きなものとなっています。豊橋ライブでは、カテーテル治療の技術だけでなく、高血圧、糖尿病、心不全、脂質異常症をはじめとする薬物療法についても学びを深め、急性期治療から長期管理までを一連の循環器診療として捉えるプログラムを強化してきました。
そこには循環器医だけでなく、看護師、臨床工学技士、放射線技師をはじめとするメディカルスタッフ、さらには日々の服薬管理を通じて患者を支える薬剤師など、さまざまな立場から循環器医療に携わる医療従事者が集まり、ともに学ぼうとする輪が生まれています。一つの職種、一つの専門領域だけで患者を診るのではなく、それぞれの知識と経験を持ち寄り、より良い循環器医療を目指す。豊橋ライブが人と学びをつなぐ核となり、ここから新たなムーブメントを生み出していくことも、私たちが目指す姿の一つです。
第17回となる2027年のテーマは、「Beyond the Horizon ~人・技・知をつなぎ、未来の循環器医療を創る~」としました。これまで培ってきた技と知を土台に、新たな技術やエビデンスを臨床へと活かし、循環器診療のさらなる可能性を追求していきます。その先に私たちが目指すものは、個々の領域の進歩だけではありません。人と人、技術と知識、そして経験をつなぎ、それぞれの専門性や立場を越えて、新しい循環器医療をともに創り上げることです。
豊橋ライブは、完成された答えを学ぶだけの場ではありません。ライブデモンストレーションで交わされる判断や工夫、エビデンスをめぐる議論、そして参加者同士の交流、そのすべてが明日の診療につながる学びです。これまで見据えてきた“Horizon”のさらに先へ。人・技・知をつなぎ、患者により良い医療を届けるための新たな一歩を、ここ豊橋からともに踏み出したいと考えています。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
第17回豊橋ライブデモンストレーションコース
代表世話人 鈴木 孝彦





